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仕事について

一歩先ゆく酪農

搾乳するミルキングパーラー

パーラーとは搾乳する設備のことで、当社では第1牧場ではパラレルパーラーを、第2牧場ではロータリーパーラーを使っています。

パラレルパーラーは、縦長の パーラーに牛が並列に入ります。両サイドに8頭ずつ並び一度に16頭の搾乳を3人で行います。
ロータ リーパーラーは円形 で、牛を載せてゆっくりと回転 している間に搾乳を行います。5人の担当者はほぼ移動が無く、搾乳ができます。

いずれのパーラーも乳頭の拭き取りや消毒、ミルカー(乳を絞る機器)の装着などの作業が、 腰をかがめずに出来るので体への負担が少なく、効率的です。当社では、朝と夕方の2回、3時間かけて搾乳しています。

仔牛の保育

生後60日までの仔牛は、3棟ある哺育舎で育てます。朝・夕の2回、哺乳をします。この期間の哺乳は病気に対する免疫を高め、健康な体にする役割があります。

哺乳期は搾乳した生乳に粉ミルクを加えたものを与え、のちに、トウモロコシなどの配合飼料の餌を与えます。 仔牛はまだ体力的に弱いため、体調の変化を見逃さないことも命を守る大切な仕事です。3ヵ月後からメスは育成舎に移します。

成牛舎

第1牧場と第2牧場では、主に搾乳される牛が過ごす成牛舎があります。 ここでの仕事は、餌やりと清掃がメインで、健康でストレスなく過ごせるような環境づくりが大切です。
牛舎は、牛が自由に歩き回れるフリーストール牛舎。牛たちは自由に休んだり、餌を食べたりします。 牛舎内の一角では出産をするスペースもあり、平均すると月に約70頭の新しい命が生まれています。

牧草地・デントコーン

敷地内では、牛の餌となる牧草とデントコーンを育てています。初夏から秋にかけては大型機械を使った収穫作業があるため繁忙期となります。
ただの「草」のように見える牧草ですが、野菜と一緒で実は管理が必要です。牛の餌となる牧草によって、乳量や乳質も左右されます。 また、適期を逃すと栄養価も落ちるので、収穫期は天気予報とにらめっこの日々が続きます。

ファームの一日

シフトによって勤務時間は前後しますが、基本的には午前5時〜午後6時で、実働時間は9時間です。 休憩は4時間あるので、用事を足したり、仮眠を取るなど自由に過ごせます。

仲間の声

髙木憂介(たかぎ・ゆうすけ)
2013年入社 釧路市出身

髙木憂介(たかぎ・ゆうすけ)
2013年入社 釧路市出身

営業職から転職しました。動物が好きで、自然の中で体を動かす仕事に興味があったので、以前からここに勤めていた兄に紹介してもらいました。

釧路の自宅から車で30分かけて通勤しています。
今は、牛舎全体の管理、シフトの組み立てが主な業務です。
これまで牧場内の一通りの仕事は見てきましたが、いまだにやったことのない作業もあります。牛の世話だけでなく、畑の管理、牛の分娩など業務は多岐に渡ります。 全てを習得しようと思うととても奥が深いからこそ、「凝り性で、飽き性」な自分の性格に合っていて楽しいと思えるのかもしれません。
また、作業をやればやっただけ成果が上がり、牛は手をかければかけただけ応えてくれる。頑張りが成果に直結するシンプルな仕組みも魅力です。

ここは、働く人たちの雰囲気が良いです。後輩には何か困ったことがあった時はすぐにSOSを出してもらいたいし、それには応えたい。 ひょっとしたら家族より長く一緒にいる仲間だから、普段から冗談も言い合えるようなチームワークも大切にしています。

酪農の仕事は、「朝が早い、汚れる」などのマイナスイメージがあるかもしれません。正直なところ、それはどうやったって変えられないこと。 でも、働きやすく心地よい環境にするのは自分たち次第でいくらでも変えられることです。 それなら、より良くしようって気持ちになるんですよね。会社も意見を聞いてくれ、挑戦させてくれるので提案しやすいです。